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フォッカー D.VIIIは第一次世界大戦末期にドイツのフォッカー社で開発された単発のレシプロ戦闘機である。フォッカー社製の機体としては初めて最高速度が200km/hを超えた機体だったが、登場時期が遅すぎ少数機の生産で終戦を迎えた。本機は当初フォッカー E.Vと呼ばれていたが、戦闘機の記号がDに統一されたためD.VIIIと改称された。 == 概要 == 三葉戦闘機Dr.Iの下翼を撤去した実験機が良好な性能を示したため、フォッカー社はこれを実用機化したD.VIIIを開発した。D.VIIIは、胴体、尾翼、エンジンはDr.Iと共通だったが、主翼は木製の一枚翼でそれを胴体から片側4本の支柱で支えていた。また方向舵前方に小さな垂直安定板を設けていた。エンジンの出力は低かったものの、空気抵抗の少なさから速度性能は向上し、最高速度は202km/hを記録した他上昇性能もDr.IやD.VIIを上回った。1918年5月に行われた審査において優れた性能を示した為、軍から量産命令が出された。 1918年6月頃から就役を開始したが、主翼破損による墜落事故が多発し原因究明のため一時生産中止になってしまった。その後9月に生産が再開されたが、既にドイツの敗色濃厚な時期であり部隊配備は少数に止まり、連合軍との戦闘機との空戦の機会もほとんどないまま終戦を迎えた。終戦までの総生産数は、約400機程である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フォッカー D.VIII」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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